こんにちは、ブログ担当の「なお」です!今回は、5大シャトーのボルドーワインについてのご案内です!
お店で残り一本となっている希少なワインのご紹介です!
ムートンの歴史にもついて独自に調べてみましたので一読くださると嬉しいです!
目次です
そもそも5大シャトーって何?
ワイン通でなくても、耳にしたことのある「5大シャトー」って、どのようにして生まれたのでしょう。
フランスのボルドー地方に位置する5大シャトーは、1855年のパリ万国博覧会に向けてボルドー商工会議所が最上級のワインを選び出した際に誕生したそうです。
ボルドー地方は、フランス南西部に位置するガロンヌ川沿いの港湾都市で、ワインの生産地として世界的に有名です。
それぞれ、シャトーの特徴とラベル(エチケット)をまとめてみました。
フランス ボルドー地方
Château Lafite Rothschild
- 「王者の風格」と称される、最も上品で洗練された味わい。深みと複雑さを併せ持つ。
Château Latour
- 一貫した力強さと体格、複雑さが特徴。長期熟成に適しており、その潜在能力は絶大。
Château Margaux
- 一貫した力強さと体格、複雑さが特徴。長期熟成に適しており、その潜在能力は絶大。
Château Mouton Rothschild
- エレガントで洗練されたスタイル。花や赤果実のアロマが印象的。
Château Haut-Brion
- ブドウのバランスが素晴らしく、熟成による変化が楽しめる。土壌特性を反映した独特の香り。
5大シャトーとは、伝統と優雅さの頂点に立つワインであり、人生で一度でいいから味わってみたい「ワイン界のエリート」といったイメージでしょうか。
シャトーの格付けが2級から1級へ!唯一格上げされたシャトームートンの歴史!
ワインの歴史は古く、今から8,000年前に誕生したといわれています。
今回ご紹介するシャトー、「ムートン」の凄いところは、これまでで唯一「格上げられたシャトー」という珍しい事例となります。
1855年に、フランスはボルドー地方の約60のワインが格付けされた際「シャトー・ムートン」は2級に分類されました。
格上げされた理由
シャトーが格上げされた唯一の事例を持つ「シャトー・ムートン」
どのような理由で格上げされたのか調べてみると、社会貢献度が高かったためだそうです。
簡単にまとめると以下の要因が挙げられます。
- ロスチャイルド男爵が「ワインは自分たちで瓶に詰めるべき」という新しい考え方を提案したこと。これが「元詰め運動」って呼ばれるもので、今ではワインを作る人たちが自分たちで瓶詰めするのが当たり前になっているそうです。
- 悪天候の年に、ロスチャイルド男爵がムートン・カデという新しいブランドのワインを作ったこと。これはちょっと安価に設定し、毎日気軽に飲めるワインで、今ではたくさんの人に愛されているそうです。
- ロスチャイルド男爵がワインとアートを組み合わせることで、ワインがただの飲み物じゃなくて、芸術的なものとして世界に伝えたこと。例えば、シャトー・ムートンのワインのラベルは毎年有名な画家がデザインするようになっています。
1994年のシャトームートン、ヴィンテージの背景について
さて、その「シャトー・ムートン」の1994年のヴィンテージに注目してみましょう。
この年のボルドー地方は収穫時期に雨の影響を受けるなど、一部で厳しい状況に見舞われたそうです。
しかし、優良なシャトー、特に五大シャトーの中でも突出した存在である「シャトー・ムートン」は、地道な畑管理を行い、良質なワインを生み出すことができました。
この1994年の「シャトー・ムートン」は、繊細ながらも豊かな果実味と、長期熟成を経て磨かれた艶やかさを兼ね備えていると言われています。
凝縮感があり、リッチでありながらダイナミックな味わいが特徴だそうです。
その味わいは、まさに「ミディアムボディーからフルボディーで、傑出した凝縮味、多くのタンニン、そして豊かで凝縮した果実味を備えたワイン」と評されています。
それは、「まるでビロードのような滑らかな舌触り」を持つトップクラスの赤ワインといえるでしょう。
調べれば調べるほど、飲んでみたくなるワインですぅ!
めっちゃ美味しいんだろうな…
1994年のシャトームートンの特徴!
このヴィンテージワインの特徴を5つのポイントにまとめてみました!
- 「魅力的な進化」:時間と共に進化し、そのヴィンテージが提供するフルボディーのエレガンスが増してきています。
- 「豊かなフルーツ」:黒カシス、プラム、チェリーなどの深みのあるフルーツ味が心地よく広がります。
- 「絹のようなタンニン」:時間の経過とともに、タンニンが柔らかくなり、絹のような感触を与えます。
- 「エレガントなバランス」:アルコール、酸味、タンニンが完璧に調和し、最後まで続くエレガントな後味を生み出します。
- 「アートの香り」:1994年のラベルは美術家キキ・スミスによるもので、芸術愛好家には特別な価値があります。
ネット情報をかき集めて文字にしたらこんな感じになりました!笑
飲まないとワカラナァーイw
もはや一級の美術品!有名なアーティストによるラベルデザインも見逃せません!
先程も挙げましたが、シャトームートンの特徴はその味わいだけではありません。
年代ごとに変わる、特徴のあるラベルにも注目が集まります。
「シャトームートン」は、毎年その時代を代表するアーティストによってラベルがデザインされており、それ自体が一つの美術品とも言えます。
この伝統は、ワイン愛好家やコレクターにとって、ワインの美味しさを一層引き立てる要素となっています。
1994年のラベルは、オランダの画家カレル・アペルによるもので、彼の色彩豊かな作風がこのワインの華やかさを物語っています。
包丁とかのブランドで見たことあるようなシルエットのような気がしないでもない…
英国王室との深い絆もあるそうですよ!
「シャトームートン」は英国王室と深いつながりを持っています。
それは、ボルドーがその昔、英国の領地であったことに始まります。
創始者であるロスチャイルド家が英国系であること、そして英国王室が「シャトームートン」を訪れ、ラベルにその年の出来事を刻んできた事からも伺えますね。
例えば、1977年には英国エリザベス女王が訪問し、その年にはそれを記念したラベルが作られました。
また、2004年にはチャールズ皇太子が描いた南仏の風景画がラベルに採用されています。
さすが経度0度が通っているイギリスですね、大航海時代には世界帝国とも言われたイギリスの凄さがうかがえます。
シャトームートンのブランド力について
5大シャトーの一角である「シャトームートン」のブランド力はいうまでもありませんが、簡潔に5つのポイントにまとめてみました!
- 「1級シャトー」の地位:ボルドー地方のワイン格付けにおいて最高評価の1級シャトーに位置づけられています。この地位は、優れたワインの品質と一貫性の証明であり、世界中のワイン愛好家からの信頼と尊敬を受けています。
- 「元詰め運動」の推進者:シャトー自体での瓶詰めを提唱し、ワインの品質管理を一層強化することに成功したことで、ブランドイメージの向上につながりました。
- 「ムートン・カデ」ブランドの創設:気軽に毎日楽しめるワインとして、「ムートン・カデ」を作り出し、広い顧客層に愛される存在になりました。
- アートとの結びつき:毎年異なる有名な芸術家によってデザインされるワインラベルや、シャトー内の美術館など、ワインとアートの融合を推進。これはシャトー・ムートンのブランドイメージを一層豊かにしています。
- 継続的なイノベーション:時代とともに変わる消費者のニーズに応えるため、常に品質改善や新しい取り組みを続けています。これにより、シャトー・ムートンはそのブランド力を維持し、さらに拡大しています。
お肉とのペアリングについて
最後に、このワインが引き立つペアリングについて勝手に想像してみました。
豊かな果実味と柔らかなタンニンが特徴的といわれる1994年シャトームートン・ロートシルトは、サシの入ったA5ランクの黒毛和牛にもピッタリのイメージしか浮かんできません!笑
文字だけでしか調べてませんが、とにかく黒毛和牛とピッタリ、マリアージュすること間違い無いっす!
まとめ
いかがだったでしょうか。
1994年のシャトームートン・ロートシルトは、その品質、歴史、そして美学的な魅力を持つ一本のワインとして、ワイン愛好家ならずとも絶対に見逃せない一本だと言えるでしょう!
飲み頃は2025年だそうですよ!!
まさに今、最高の状態を迎えており、これからもその魅力や価値が高まるのではないでしょうか。
このワインが表現する芸術性と歴史性、そして優れた品質は、まさにシャトームートン・ロートシルトの魅力を体現しています。
特に1994年のヴィンテージは「シャトームートン」の象徴的な年代の一つであり、その美しさと風味の深みは時を経ても、これからも語り継がれること間違いなしですね!
5大シャトーと言われるゆえんが何となくわかる気がしてきました…
当店のワインセラーにひっそりと佇む「シャトー・ムートン」最後の一本で希少なボルドーワインです!
特別な記念日などに如何でしょうか!?
皆様のご来店お待ちしております!
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