にくたらしの出資者でもある幼なじみの一人「ちゃー」この蔵の竣工に間に合わせる為、誰かがお願いした訳でもなく先陣に立ち、9月15日からずーっと休みなく日々現場に入ってくれている大切な友人です。
もちろん一人では日程的に難しい物件の為、大工応援の準備もしてたのだが8月に上陸した熊本の台風被害などで人手が思う様に進まない事になる。
そこで私も小学校時代を最後に会っていない「ちゃー」の親父さんに打診をお願いしてみる事に。親子で大工家業を営んでる家系だ。
話を聞くと昨年仕事で指を切断した事をきっかけに業界を引退し余生を送っているとの事。
その状況下無理を承知ではあったが応援の依頼をさせて頂いた後に快諾を得れた事を聞いた時、心踊る感覚になった。
「万全の体制が整った」こう感じた。
物件の竣工が遅れずに完成する体制が整った訳ではなく、大切な友人親子でこの物件の仕事に関わってもらえる事実に言葉に出来ない感情が湧いてくる。
この日より朝から現場に入ってくれて親子での仕事の会話が聞こえてくる。何か細かいミリ単位での会話だったりする。大工職人同士でないと全く理解不能な会話の内容だ。お互いどこか不器用なのが分かる事もあり特別な時間が過ぎているのをその場から感じ取れる。
吹き抜けの柱をかいで取り付けてもらったり壁を立てたりちゃーのおやっさんが施工してくれた箇所全てに魂が宿ってくれる事がめちゃくちゃ嬉しい。
ちゃー曰く「一緒に仕事するのは最後になるだろう」
その物件になれた事をとても嬉しく思う。
ありがとうねー、ちゃー。
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